思春期ニキビと大人ニキビの違い

ニキビと一口に言っても、成長の過程で発生する思春期ニキビと、また大人になってからできる大人ニキビとに大きく分けることができます。

思春期ニキビであれば、年月の経過と共に自然に治ることがほとんどなのですが、大人ニキビの場合はそのようにいかないことがほとんどです。発生要因も違っていますから、当然対策も異なります。両者の違いを正しくわかって、適切なケアの参考にしていきましょう。

原因

ふたつのニキビは見た目は似ていますが、その発生原因は全く違います。

◇思春期ニキビ
思春期のニキビであれば、基本的には原因になるのは皮脂の過剰です。成長期になると、男女とも皮脂腺を刺激する男性ホルモンの分泌量が増えるために、毛穴からの排出が追いつかずに皮脂が残ってつまってしまいます。

これらがニキビの原因と言われるアクネ菌の増殖する環境をつくり、炎症を起こしてニキビとなっていくのです。あくまで成長期に伴う一時的な体の変化ですから、終わりがあるのが特徴です。

◇大人ニキビ
一方の大人ニキビの発生原因は、ひとつに絞り込むことが難しいです。肌のターンオーバーの乱れがありますし、乾燥が原因になることもあります。また、メイクによる毛穴の詰まりがある場合もあり、男性ホルモンと似た働きをする黄体ホルモンの作用で皮脂が増えるケースもあります。

これらの多くは生活習慣から出てくるものなので、生活を改善しない限りは治っても繰り返し起こりますので、根本的な要因をひとつひとつ取り除かなければなりません。

発生場所にも違いがある

◇思春期ニキビ
思春期のニキビは皮脂腺が多いTゾーンによく発生します。この部分は毛穴も多く、皮脂の分泌が盛んなためにニキビができやすくなっています。

◇大人ニキビ
一方の大人ニキビが出やすいのはアゴやフェイスライン沿いといったUゾーン。Uゾーンは男性であればヒゲが生えやすい箇所であるように、男性ホルモンの影響を強く受ける部分です。

それと同時に、女性の場合は毛穴が小さい部分であり、皮脂は多く分泌される一方で、毛穴が小さいため詰まりやすく、また触る機会も多く雑菌が触れやすいため、ニキビができやすいのです。また、Uゾーンは乾燥しやすい部分でもあり、肌トラブル全般が起こりやすいです。

それぞれの適切な改善方法は?

このように思春期ニキビと大人ニキビは原因も発生位置も違いますので、当然対処方法も変わってきます。

◇思春期ニキビ
思春期ニキビの場合、成長期だけなので放置しても良いと考える人もいますが、悪化させると後々まで跡が残ってしまうので、しっかりケアする方が望ましいです。ケアの方向性としては、皮脂の過剰分泌に気をつけ、皮脂を洗い流すようにします。

皮脂の分泌を抑えつつ、洗いすぎに気をつけて化粧水や保湿剤でケアしましょう。思春期ニキビの治療薬も、余計な皮脂を吸収して毛穴周辺を乾かすものが多いです。

◇大人ニキビ
一方の大人ニキビに関しては、様々な生活習慣上の問題が複合的に関わっているため、単純な皮脂対策ではあまり効果はなく、むしろ皮脂の分泌量が思春期とは比べられないほど少なくなっているため、かえって乾燥によって肌が荒れるリスクがあります。

まずは清潔と皮脂の適度な状態を保つために洗顔をしっかり行い、乾燥を防ぐための保湿をしっかり行いましょう。同時に、ターンオーバーを整え、ストレスを軽減させるために、栄養のあるものをしっかり食べて、夜更かしせずに早く休むことが大切です。

肌の性質や年齢などもニキビの発生に影響がありますから、自分の肌質や年齢を考えつつケアを継続することが地道ですが最良の解決策となります。

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